現代狂言3

見に行きましたよ今日!
舞台芸術交流センターにて行われた現代狂言3!
狂言を生で見るのは初めて。ウリナリ狂言部は見てたけどね。
びっくりしたのは、なんと席が一列目!超間近!汗やらつばやら見える見える!そしてそれを前日に知ったっていうね。チケットちゃんと確認してないあたりに自分の計画性のなさが垣間見れる・・・。
写真はとってこなかったけど、ウッチャン、出川、キャイ〜ンからお花が来ていた。特にキャイ〜ンからのお花はすごい!十五夜風に飾ってあって、すごく凝ってる!
イロモネアからも来てたし、嶋大輔にはブラバラからイベ嶋宛てで来ていた。
写真撮ってくれば良かったな。
終わったら撮ろうと思ってたら、舞台が終わって出てきた時には解体されていて、お花をお客さんに配っていた。
私は、荷物になるのでもらってきませんでした。ちょっと欲しい気持ちもあったんだけどね。


舞台は、ナンチャンの挨拶からスタート。
うわぁ〜!ナンチャンが近い近い!
「あ、今駆け込んできた人いますね。大丈夫ですまだ始まったばかりですよ!
(着信メロディーが鳴る)携帯、きっといてくださいね!今きればまだ大丈夫ですよ!」
みたいな客席とのやりとりで、あ〜ここに居るんだ〜と変な実感。
それから、「狂言を見たことある人!」「現代狂言を見たことがある人!」「見たことない人!」っていう質問にお客さんが手を挙げるってやり取りも。これ、ちょっと気恥ずかしくてどれにも手を挙げなかったんだけど、まったく見たことないって人少なかったみたいだから、そこで挙げとけばいじってもらえたかも。残念。
この舞台、こういった客席とのやりとりがすごく多い!
それはまぁ、後々の演目で・・・言わないほうがいいのかなぁ。現代狂言は、来年にもやるって言うし、これから見る人いるよね。


演目は、佐渡狐、東京パンダ、それと新作のサードライフ。
佐渡狐だけが本物の狂言で、東京パンダはそれの現代語訳というか、設定を現代に変えて言葉をわかりやすくしたバージョン。そしてサードライフは、ナンチャン脚本のコントと狂言の融合。
休憩を10分はさんだそれらの舞台は、実に濃厚だった。


佐渡狐の後に東京パンダをやってくれるって構成もいい。
なぜなら、狂言初心者は結構、何を言っているのかわからない!
特に最初の一人語りは本当にわからなかった。
登場人物が増えて会話が始まると、状況とかやりとりの様子とかからわかりやすくなって結構笑えたりもするんだけどね。
本当に結構狂言を見ているって人は居たようで、こっちはぜんぜんわからない場面で客席が笑っていることもあって、異国のコメディを現地でみているような不思議な気持ちに・・・ナンチャンも言っていたんだけど、慣れるまでの15分が大変だった。
慣れたらホント、まさに日本のコントの原点なんだなって感じで笑えるんだけどね。これを、昔の人が見て笑っていたっていうことが、すごく不思議な感じ。
その後の東京パンダは嶋大輔、彦麻呂、イワイガワ岩井ジョニ男が演じてて、こっちは大分言葉が柔らかいから、ああ、あのシーンはこんな事を言っていたのか!っていうのが分かる。
そして、かなりコントよりに書き直してある。
イベ嶋は盗んだバイクで走り出すし、彦麻呂は「麺とスープが絡まって・・・ナンチャンの社交ダンスや〜!」とか言い出すし、ジョニ男はもう顔がずるくて出てきただけで面白いしで笑った笑った。
特にジョニ男!
嶋とのやりとりで、毎回ジョニ男は違うボケを披露するらしく、「全米のウグイスが鳴いた」(観た人だけわかってください)は爆笑した。嶋と後ろにいる彦麻呂はもう笑いこらえるのに必死って感じで、歪んだ顔でぷるぷるしてるし、それがまた面白かった。
東京パンダを見た後に、もう一度佐渡狐を見たくなったな。


そして最後のサードライフ。
これはもう、実際に生で見て欲しいな。
そうじゃないと、舞台と観客との一体感がわからないと思うから。
ナンチャンの社交ダンスまで見れちゃうしね!
狂言の偉い方(野村扇丞さん?)の、萬狂言への暴言も聞けちゃうし!ラップしちゃうし!踊っちゃうし!一発芸しちゃうし!
・・・ホント、すごい舞台だな。
イワイガワはここでも大活躍!ジョニ男はまたもややりたい放題だし、井川はツッコミが冴えてるし。
エネルギーも、森は主役で頑張ってた。エネルギーの森一弥って、若かりしころのTKO木下にちょっと似てると思う。
佐藤弘道お兄さんも、すごい体の張りようで、特にしゃちほこすごかった!観た人だk(略)
ハンブン東京、ピーナッツでウッチャン脚本のお話は見たわけだけど、ナンチャンの脚本って、それとは全然違った感じなんだな。すごく、メッセージ性が強い。
ウッチャンは割りと、本当にいろんな人のいろんな人生を描いて、「みんな頑張ってるんだよ」っていうのを描いて、メッセージというより、頑張っている人への応援歌って意味合いの方が強かったと思う。
その辺りで、二人の個性が垣間見れて面白かった。


今後も現代狂言は続くみたいなんで、まだ観たことない人、いかがですか?
ちょっと、日本の文化、見直しますよ。