内村さまぁ〜ず #40 ＊座りもいいね
今回は珍しくほぼ座りでトーク。題して「男・出川哲朗のトークを存分に堪能したい男達」
出川のあのぐだぐだ噛み噛みな喋りをそのまままるごと堪能しちゃおうという企画。ホントテレビじゃできんわ。
いちいちつっこみ入れられると、話のテンポが崩れて聞きにくいなぁとアメトーーク！の時思ったけど、つっこみがまったく入らなくてもそれはそれで抑揚が無くてイラつくということが判明してしまった。うん、やっぱり適度なつっこみは必要ね。
とは言え今回は面白かった！出川の話がというより出川の扱いが。ヒヒ話は良かったし。
自分の中じゃベスト3に入る出来。
じゃ、順を追って感想を。
初っ端からまずDVDの宣伝。内さまも、ハンブン東京も、もちろん予約したよ！
内Pの隣大作戦と値段設定が上手く言ったとは言うけれど、何かの隣大作戦はこれきりに・・・。一個一個の値段は安くてもまとめて出されるとお財布に厳しいのよ。
さて今回のゲストMC出川哲朗は、姿勢よくスーツでビシッと登場。
そうそう、大自然クイズの時に手術が決まったんだよね。配信時期にはもう既にヘルニア手術の事は知られていたけれど、ちょうど決まった瞬間をとらえていたという奇跡！の、割にQuick Japanの事件簿にゃ載らなかったけど(笑)
無事治ったことについて「さすが西洋医学」と初っ端から出川節炸裂！
そして「今どのくらい動けますか？」の質問には何故かエアなわとび。他に動きの選択肢はいっぱいあったろ！？相変わらず凡人には理解しきれないレベルの天然ぷり。
ともあれ、今回の企画は出川快気祝い。ところが本人は「トークを苦手とする哲っちゃん」の部分がご不満のようで、ディレクターの小林さんにつっかかり、かと思えば、褒められ期待されればそれはそれで焦って流れとか裏の事情を言いだしちゃう。虐げられて怒るキャラだからなぁ。持ち上げられると変なんなっちゃうんだね。
会場は何故か通常のトーク番組ではありえないソファーに横並びという配置。
うん。そんな感じ。
出川的にベストは麻雀卓を囲んだ感じらしい。それってまんま「すべらない話」だねって思ってたらまんま名前出てきちゃった。いいのかな？
今回、「リンカーン」「ダウンタウンDX」「さんま御殿」「行列のできる法律相談所」「1分間の深イイ話」「笑っていいとも」と余所の番組名ばんばんでちゃってます。いいのかな？ネット配信だからいいのかな？
最初の企画は鉄板話。そう、要するに「すべらない話」。
くじ引きしてみんな平等に・・・という体でもちろんくじは出川哲朗のみ。
もちろん「きしゅつ(既出)」の間違いだけど
内さま3人も
言った本人も
テロップすら気づいてない(笑)
にしても出川は某大手掲示板でも見ているんだろうか？
まず最初は中野の銭湯での松村邦洋との話。
話の順番が前後しちゃって言い直すわ、噛むわ、まとまりもないわ、せっかく「鬼のマークの付いてる人」と直接表現を控えたにも関わらず最後「ヤクザ」って言い切っちゃうわとぐだぐだ。
まぁあんまり笑いが起きなかった点に関しては環境は大いにあるね。
隣の出川の話にあまり関心の無い人も要因だよなぁ。オーストラリアの時出川の話に誰より真っ先に冷めちゃった無二の親友。
『※「何かが違う」様子の男・出川44歳』はナイステロップ。
3人のなぐさめも、なぐさめられて突っ伏す出川もいい感じに面白い。
次は出川兄のキャバクラ話。
しかしコレもいまいち反応が得られず。ただ、実際「御殿」じゃ笑いをとっていたと。ウッチャン、大竹もそれ観て面白かったらしい。
ウッチャンの「腕が無ぇからじゃねぇの？」で笑いが起きちゃった。
今度は椅子を離れたところに置いて、隣に三村を据える。ようやく隣にいる親友が最も厳しい男であることに気づいたようだ。
なんか「辛かった話と言うとそうですね・・・」と、入りからやっちゃってる。何？サイコロトーク？まぁ、あまりの現場のテンションの低さに少しでも勘を取り戻そうと普段トーク番組で喋ってる感じを出そうとしているんだろうけど、まずそこがおかしい事に気づかないあたりが出川の出川たる所以。
環境のせいなのか、自分の腕のせいなのか、三村に話させて試そうとする出川。しかしあっさりウッチャンの一声で次の企画に行くことに。
出川ちっさく「ひでぇ」とつぶやいてるけど、やっぱウッチャンの出川いじりは面白いなぁ。ピーナッツの特典映像の中の、出川が気がついてない部分ですら面白かったもんな。
けどちょっと他の3人の話も聞いてみたかったけどね。
やっぱ環境は大事みたいです。
ここでまたもや場所を移して、今度は4人でテーブルを囲んでジーンとする話。しっかりテーブル用意できてるあたりでいかに出川をスベらせようと計画的であったかがわかるね。
そして今度はジーンとする話なのに笑いがおきるという。なんて天の邪鬼な。
何故かボタンとランプが用意されている時点でもうここで笑いを起こそうという目論見がみえるもんな。
「松村邦洋のテレフォンショッキング話」、「バカルディ時代出川と山崎邦正と飲みに行った話」、「ボキャブラ全盛時代のバカルディの話」と、売れない時代の泣かせる苦労話が続くけれど、落ちの前にボタン押されちゃってる。それでも話を続けられる出川も凄い。
大竹はイイ話が思いつかずに崖から落ちそうな犬を助けたという嘘話を。う〜ん大竹ワールド。
しかしここで何故か唯一人ランプを付ける出川。何故かと言うと、これはさまぁ〜ずの立ち位置を考えた話であると、『イイ話なんてお前はするな、お前はボケろよ』ということを考えた上の話であると、そのコンビ愛に胸を打たれたらしい。う〜ん、ザ・妄想。
いや、実際、ここで大竹ボケようとしたんだろうけど、何を考えた上だったのかはわかりませんよ？わからないのに妄想して一人感動。出川がたくさんの芸人ちょっとイイ話を持ってる理由がわかりますな。解釈次第だよ。
話した大竹本人が「あ〜なるほど。そうなったんですね〜」って言ってるよ。
出川の中じゃウッチャンは物凄いドラマティックな人生歩んでるって前にどっかで聞いたんだっけ？ウッチャンは忘れてるのに出川がやたら誇張表現気味に覚えてるもんだから。想像力と感受性が人一倍強いんだろうなー。
さて、ではここでウッチャンが「哲ちゃんのイイ話」を・・・しようとしたところでボタン押す三村。
出川の照れた感じにもうキちゃったらしい。横で大竹が「出川さんのイイ話なんかある筈が無いんだから」と何気に酷い事言っちゃってる。
だけど聞きたいから、と、せっかくランプ止めてもらったのに天の邪鬼なウッチャンは入江雅人の話に切り替えちゃった。
ちょい残念そうに「俺、俺！」と主張。その結果「哲ちゃんの雑用係」話を。
いや、ウッチャン自分で押しちゃったけど泣かせる話じゃないから！泣きそうに話してるけど！
ちなみに話終わった後、隣で三村も泣きそうな小芝居してたよ。
25年以上付き合ってたんだから一個ぐらい(イイ話が)あるだろうという哲っちゃん。
無いらしい。
「本当のイイ話は墓まで持っていくという、ここがまた！」「出川さんのキャラクターを守った！」とボタンを押すさまぁ〜ず。いつの間にやら妄想選手権に！
続いて食レポート。ま、ここはアレです。お笑い我慢道場。
こっからはもうとことん出川の天然堪能できちゃいます。
食ってる最中が面白いってなかなか無いよな。紅しょうがも苦手らしいし、実はからいの苦手？食レポートなのによけちゃうなよ！異常って言うなよ！きまぐれっぽいってなんだよ！
最初のトウガラシ山盛りはともかく、グラタンでこんだけ面白い感じ出せるってないよ。3人に気持ち悪いって言われて食ってるとこ隠しちゃうし。さすがは意外と羞恥心がある方 byウッチャン
最後、「鉄板話は無くても」と繰り返す出川はよっぽど最初のあのスベりっぷりがダメージでかかったらしい。いや、でも、観てるこっちは面白かったけどね。
だんだん日本語が喋れなくなってる哲ちゃんは今回も噛みまくりの言葉間違えまくり。
文章中でいちいち突っ込むのも面倒なので抜き出してみた。
ちなみにこれ以外にも細かく随所で噛んでいたりする。
・声を出して→声を大にして
・実は るり いや リアクション
・がいしゅつ→きしゅつ(既出)
・うちぬ・・・内湯
・そのヤ・・・パンチパーマの人
・ライターを手を・・・ライターで手で・・・火で、火ぃつけて
・鉄板だなし
・俺のくつ→俺のイス
・じょうじんじゃない→尋常じゃない
・アクラバット飛行→アクロバット飛行
・売れたか売れたか→売れたか売れないか
・刺激な欲しい方
・いただきましゅ
それと今回随所に入ってきた達人の教え。
『屋外は笑いが分散する』
『トークはこじんまりしたとこで』
『スベってる感じに要注意』
『テーブルを囲んでのトークスタイルがベスト』
『芸人は鉄板話を持つべき』
『他番組でした話を「外出の話」という』
『トークは距離感が大事』
『MCが笑わなさ過ぎる』
『泣いちゃう人は泣いちゃって良い』
意外に良い事も言ってる。
